シャンテレッド(フランソワ・シヴィル)は、人並み外れた聴覚を生かし、フランス軍の潜水艦・チタン号で“黄金の耳”と呼ばれる特殊分析官として活躍していた。それは、僅かに聞こえる音から、敵の動向を探る重要な役割だった。しかし、シリアでの潜航任務中、怪しげな音に気づいたものの、識別に失敗。その判断ミスが原因で、甚大な危機を招いてしまう。彼の耳を惑わせたのは、まるで“狼の呼び声”のような正体不明のソナー音。やがて再びその音を耳にしたとき、シャンテレッドは人類滅亡の危機を賭けた決断を迫られる……。