NYの吹き溜まり、“ヘルズキッチン”。この街の片隅でキャット(ミラ・ジョヴォヴィッチ)と情夫のビッグ・アル(アンガス・マクファーデン)は暮らしている。アルは短気で手に負えない危険な男。だてに“ビッグ・アル”と呼ばれているわけでもなかった。その危険な魅力が女たちを夢中にさせるのであり、キャットもそんな彼を愛していた。2人は拳銃を密売し、さまざまな盗品をさばきながら食い扶持を稼いでいた。キャットは将来、海辺に家を建てたいという夢を持っていた。