教育大学に通う堀井香恵(沢尻エリカ)は、アパートでひとり暮らしを始めることになった。その部屋で、彼女は前の住人が残したノートの存在に気がつく。どうやら日記帳らしい。そんな香恵の部屋を、自転車に乗った白いシャツの男が見上げていた。ある日、香恵のアルバイト先である万年筆の専門店に、その男がふたたび現れる。彼はイラストレーターであり、理想の書き味の万年筆を探しているという。その男の名前が、石飛リュウ(伊勢谷友介)であることを知る香恵。いつしかリュウに思いを寄せはじめた香恵は、ふと前の住人の残した日記帳を開く。