美術館の館長であり、絵の師範でもある母のソンファは、娘・リエに個展を開かせるのが長年の夢だった。リエはそんな母の夢を叶えるべく、懸命に絵を描くも、自身の才能の無さを誰よりも痛感していた。 ある日、リエは道端で1枚たった5000ウォンで売っていた素人画家チョルウの絵を見て驚く。彼の絵には人を惹きつける何かがある、そう思ったリエは高額で彼の絵をすべて買い取ってしまう。臨時収入に浮かれるチョルウだったが、リエからもらったある提案に困惑する。それは、「リエの“ゴーストペインター”として20点の絵画を描けば1億ウォンをもらえる」という内容だった。すべてをお金で解決しようとするリエを気にいらないチョルウはその提案を断るが…。