幼い頃からその抜群の歌唱力で天才と称され、煌びやかなショービズ界の華となったアレサ(ジェニファー・ハドソン)。だが、その裏には尊敬する父(フォレスト・ウィテカー)や、愛する夫(マーロン・ウェイアンズ)からの束縛や裏切りがあった。極限まで追い詰められたアレサは、すべてを捨て自分の力で生きていくことを決意する。そんななか、ステージに立った彼女は観客に語りかける。「この曲を、不当に扱われている全ての人に贈ります……」自らの心の叫びを込めたアレサの圧倒的な歌声は、やがて世界を歓喜と興奮で包み込んでゆくのだった……。