養護施設で働き始めた神島(紘毅)は、“バケツ”というあだ名で呼ばれる15歳の少年(徳永ゆうき)と出会う。だが、軽度な知的障害と盗癖があるバケツは、母親から虐待を受けた挙句に捨てられ、さらに唯一の兄弟からも見放された上に、最終的には施設からも追い出されることに。先輩の黒田(岡本玲)の協力を得た神島は、バケツを引き取って、面倒を見ることにするが……。