シカゴの著名な外科医リチャード・キンブル博士(ハリソン・フォード)は、富と名声に恵まれた順風満帆の人生を送っていた。ある夜緊急手術を終えて帰宅してみると、家から見知らぬ片腕の男が飛び出して行き、中では妻ヘレン(セーラ・ウォード)が倒れていた。虫の息の彼女はキンブルの腕の中で息絶えた。キンブルは妻殺しの容疑で逮捕され起訴された。片腕の男(アンドレアス・カツラス)を見たというキンブルの主張も空しく、次々と不利な状況証拠を突きつけられたこともあって死刑判決が下った。州立刑務所へ身柄を移送される途中護送車が列車と衝突する事故が起き、かろうじて助かったキンブルはその場から脱出した。こうして身の潔白を証明するために片腕の男を探し求めるキンブルの逃走の旅が始まった。