社会人一年生の23歳のOL・真琴は、最寄りの駅の清掃員にある日突然監禁される。監禁場所は、駅構内の清掃員詰め所に。そこからホームへはほんの30メートル。男は通勤途中の真琴を、毎朝ずっと見つめつづけていたのだった。会話をすることから始めようと、駅の遺失物係からもらって来た古いラジカセを使って、男はボイスレターを試みる。最初は激しく抵抗する真琴だったが、次第にラジカセに向かい語りかけるようになる……。