20世紀、フランスの架空の街にある『フレンチ・ディスパッチ』誌の編集部。一癖も二癖もある才能豊かな記者たちが活躍し、国際問題からアート、ファッションから美食に至るまで深く斬り込んだ唯一無二の記事で人気を博している。ところが、編集長が仕事中に急死し、遺言によって廃刊することになってしまう。はたして、思いがけないほどおかしく、泣けるという追悼号にして最終号の全貌とは……?