1969年。エリオット(ディミトリ・マーティン)は、ニューヨーク州ホワイトレイクの実家で“エル・モナコ”という古びたモーテルを営む両親のもと、家業の手伝いに束縛される毎日に息苦しさを感じていた。34歳の若さで地元商工会の会長職も任されている彼のせめてもの願いは、大好きな音楽で町興しをすることだった。7月15日。ウォールキルの町で行われるはずだったウッドストック・フェスティバルの開催許可が取り下げられたことを知ったエリオットは、この野外コンサートをホワイトレイクに招こうと考える。事務局に電話をかけ、すぐさまヘリコプターで視察に現れた若き主催者マイケル・ラング(ジョナサン・グロフ)と意気投合。ラングは“エル・モナコ”近くの広大な草原をコンサート会場として借り受ける契約を締結する。