寄宿学校から帰郷したサムは、足の不自由な幼なじみの少女シルヴィと再会、互いにこれまでとは違うほのかな恋心をつのらせる。そんなある夜、湖で語り合ううちに、サムはシルヴィの義装具をはずし、彼女を水の中へと誘う。湖の中で優しくキスを交わし、恋人としての幸せ味わっている瞬間、サムはふと握っていたシルヴィの手を失ってしまう。彼女は二度と見つかることがなかった。そして20年後、精神分析医となったサムは、父の葬儀のため故郷へ戻る列車でルビーと名乗る女性に出会う。ルビーは過去に遭った事故の影響で記憶を失っており、サムは“言葉あそび”で彼女の記憶を取り戻させようとするが……。