アラスカの金鉱が発見されて人々が潮の様に金堀に赴いた頃の一挿話である。一人ぼっちのチャーリーは吹雪に遭って小屋に駆け込む。そこにはお尋ね者のブラック・ラーセンがいた。闖入者に怒ったラーセンは、チャーリーを追い出そうとするが、風が強くて到底外へは出られない。やがて金を掘り当てたビッグ・ジムも避難してくる。寒さと飢えに耐えかね、ラーセンは食料を探しに出て行く。出会った役人二人を殺して食料を奪ったラーセンは、さらにジムの金鉱を見つける。小屋に残った二人は、靴を煮て食べたりもするが、限界に達したビッグ・ジムは空腹による幻覚で、チャーリーを鶏と見誤って襲いかかる始末。しかし迷い込んできた熊によって2人の空腹は満たされた。やがて吹雪がやんで金鉱に帰って来たビッグ・ジムだが、潜んでいたラーセンに頭を殴られ記憶を失った。