近年、米国内への麻薬密輸の手段は巧妙さを増し、警察とシンジケートの攻防はエスカレートを極めていた。南米からの玄関口、マイアミ市警のハワード警部は取り締まり強化の特捜チームTNT を編成し、署内きっての敏腕マーカス・バーネットとマイク・ローリーを着任させた。狙うは東海岸全域をしきり、合成麻薬エクスタシーを大量にさばいている巨大シンジケートの壊滅だ。情報を入手したふたりは、その夜もKKK(クー・クラックス・クラン)の集会を隠れ蓑にした麻薬取引現場に赴くが……。