マンハッタンのハーレムに住むデヴォン(ニック・キャノン)は、マーチング・ドラムの天才的な才能を持っている。アトランタのA&T大学のマーチング・バンド部を率いるリー監督(オーランド・ジョーンズ)にスカウトされたデヴォンは、音楽特待生として大学に入学。さっそく才能を発揮した彼は、同級生のチューバ奏者チャールズ(アール・C・ポワティエ)や、唯一の白人であるバスドラム奏者のジェイソン(GQ)、黒人のスネアドラムとバスドラム兼任のアーネスト(ジェイソン・ウィーヴァー)たちを圧倒する。上級生のレイラ(ゾーイ・サルダナ)という恋人もできたデヴォンだが、しかし彼は自信過剰で自己中心的な性格に問題があった。そのため、リーダーであるショーン(レナード・ロバーツ)と衝突。二人はドラム対決に及ぶが、それにデヴォンが勝利したことから、ますます自惚れが強くなる。