1943年に生まれたアレナス(ハヴィエル・バルデム)は、14歳でカストロ率いる暴動に参加。62年までハバナ大学に通い、作家を目指すと同時に同性愛に目覚めていく。処女作は評価されるが、やがてキューバ政府は芸術家や同性愛者たちを弾圧。危険も顧みず作品を書き続けたアレナスは、2作目の小説で世界的に名が知れ渡るが、一方カストロ政権への反逆子として、政府や警察から容赦ない迫害を受ける日々が続いた。