まくをおろすな!

まくをおろすな!
2023 · ミュージカル/時代劇/アクション/コメディ · 日本
113分
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五代将軍徳川綱吉の時代。新吉原の茜楼で、遊女と若者が心中を起こす。慌てる楼主の前に現れたのは、ブン太こと紀伊国屋文左衛門(越岡裕貴)。素早くその後始末を行うが、実は2人は死んだふりをしていただけだった。ブン太は心中コーディネーターを名乗り、心中希望のカップルにひと芝居打たせていたのである。詐欺師まがいではあるが「人生の幕は自分でおろすな」をコンセプトにした人助け。その台本を書いているのは、相棒のモン太こと近松門左衛門(工藤美桜)であった。自分が書いた芝居で心中ブームが起こってしまい、追われるように大阪から江戸へやって来たのである。溜まり場のどっぐかふぇ“いずもや”で、芸人・犬屋敷郎府(室龍太)らと交流を深めていくブン太とモン太。そんなある日、アルバイトに来たヤスベーこと堀部安兵衛(寺西拓人)が赤穂浪士で、吉良上野介義央(岸谷五朗)への仇討ちを目論んでいることを知る。赤穂藩主・浅野内匠頭(清水順二)が江戸城で吉良への刃傷沙汰を起こし切腹を命じられ、お家取り潰しになったことは世間でも話題になっていた。筆頭家老・大石内蔵助(田中精)は止めるが、寺坂吉右衛門(高田翔)をはじめ、仇討ちの気運は高まるばかり。やがて赤穂浪士たちが江戸に集結するが、ブン太とモン太は心中と同じく芝居を打ち、誰の命も落とさせずに仇討ちを成功させようと一計を案じる。そして討ち入り当日。計画通りにことは進み、ブン太とモン太の大仕事は終了。だが安心したのも束の間、赤穂浪士は謀反人とされ追われる身になってしまう。この討ち入りの裏には、10年前に南町奉行の大岡越前守忠相(原嘉孝)と諸国を巡って情報収集をしていた松尾芭蕉(竹中直人)が戦った反乱軍による企みがあった。ブン太とモン太が大きな陰謀の渦に巻き込まれていくなか、思いもしなかったブン太の秘密が明らかになり……。

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