つかの間の情熱

Strohfeuer
1972 · ドラマ · 西ドイツ
100分
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エリザベート(マルガレーテ・フォン・トロッタ)は30歳になって離婚を決意した。彼女は結婚から逃れた後、自分は自由だと思う。これまでは、4歳の息子と夫の世話に追われていた彼女はやっと解放感を味わい、自分のやりたいことをこれからはしていこうと思うが生活のためにまず仕事を探しに行く。しかし、充分な教育もない彼女はろくな仕事も見つからず、見本市のホステスや毛皮商の売り子などを転々とする。やっと見つけた画廊の仕事も、好色なボスに嫌気がさして結局事務所のタイピストに落ち着いた。子供のころから受身に育ってきた女性は、大人になってから一人前の大人として扱われたことがなく、いざ社会に出ても自己を主張できないのである。弁護士は女性解放家たちに語る。「あなたの解放への意志、反乱は、つかの間の興奮でしかなかった」と。しかし、エリザベートは、そうした見せかけの解放、単なる同権を拒否する。彼女の情熱は、新しい結婚の中でも、燃え続けて行くのだ。

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