森の奥で100年以上飛んでいないおしゃべりカラス・アブラクサスとともに暮らす小さい魔女(カロリーネ・ヘルフルト)は、大きい魔女だけが参加できるお祭りワルプルギスの夜に招待されたいと願っていた。しかし127歳でありながらいまだに半人前の小さい魔女の元には今年も招待状が来ない。諦めきれずに祭りにこっそり忍び込んだものの、ルンプンペルおばさんに見つかり、大目玉を喰らってしまう。一番えらい大きい魔女は、来年のワルプルギスの夜で良い魔女のテストに合格したら踊ってもいいと約束。ただしできなかった場合には、恐ろしい罰が待っていた。大きい魔女から魔法辞典を渡された小さい魔女は、1年で7,892もの呪文全てを覚えるという課題にさっそく取りかかるが……。