26歳になったばかりのハナコ(夏子)は、売れない4人組パンクバンド“ザ・ゲスイドウズ”のボーカルを務めている。だがある日、一向に売れる気配のない彼らを見かねたマネージャーから、バンドメンバー全員で田舎への移住と、そこでの曲作りを命じられる。最後のチャンスを無駄にできない4人は、昼間は村の畑仕事などを手伝いながら生活し、夜はくたくたになりながらも曲作りに励むのだった。そんななか、27歳で早逝したロック・レジェンドたちに自らを重ねつつ、27歳で死ぬこととイギリスのグラストンベリー・フェスティバルへの出演を自らに誓うハナコ。果たして、ザ・ゲスイドウズはバンドの未来を変える曲を作ることができるのか……。