ファッションデザイナーとして名を馳せるクリスティーン(エヴァ・グリーン)は、夫のフェリックス(マーク・ストロング)、幼い娘ボブス(ビリー・ガズドン)と一緒に、ダブリン郊外で悠々自適に暮らしていた。ある日の仕事中、クリスティーンはダニに寄生された犬の幻影に襲われる。それから8ヶ月経った頃には、筋肉の痙攣や記憶喪失、幻覚などを引き起こす原因不明の体調不良に悩まされるようになっていた。そんなクリスティーンの前に、“ダイアナ”と名乗るフィリピン人の乳母が現れる。雇った覚えのないダイアナを最初は怪しむクリスティーンだったが、伝統的な民間療法を用いて治療に当たる彼女を徐々に信頼するようになっていく。やがてクリスティーンは民間療法にのめり込んでいくが、それは一家を襲う想像を絶する悪夢の始まりだった……。