とある村にある持ち主のいない古い空き家。そこは誰もが寝泊まりし、出ていくことが可能な場所だった。そして、ちょうど吉田(山岸健太)が去ろうとしていたところへ、村役場から派遣された矢島(山科圭太)が、不法滞在の5人に退去勧告を言い渡しにやってくる。長期滞在しているマキ(石川瑠華)が“前にも何人も来たけど、結局追い出せてないから”と予言したように、矢島はリーダー格の男・鈴山(菟田高城)のペースに巻き込まれ、立ち退きを説得できない。それどころか、サエコ(遠藤祐美)の提案で、その家で一夜を過ごす羽目になり……。