12歳のときに病気で片脚を切断した音羽(伊礼姫奈)は、その後も入退院を繰り返し、中学校の卒業式にも参加できなかった。そんな音羽のために、同級生がサプライズの卒業式を病院の屋上で行い、その動画がSNSで話題になる。そのことがきっかけでモデルのオファーが舞い込んだ音羽は、義足の女子高校生モデルという特異性で一時的に注目されるが、その後のモデルとしての仕事は義足を隠したものばかりだった。一方、マネージャーの唯(辻千恵)は義足のファッションブランドで、「義足を障がいの象徴でなく、個性として捉えてほしい」という理念を音羽と一緒に聞き、心を動かされる。もっと義足を押し出していこうと決めた二人に、ファッションショー出演のチャンスが舞い込むが……。