パリ。ドーベルマンことヤン(ヴァンサン・カッセル)率いる犯罪者集団は銀行強盗を次々に成功させ、神出鬼没の大活躍。彼らを追うクロダレック警部(パトリック・ロッカ)は、犯人逮捕のためには手段を選ばない冷酷非情な狂気の刑事クリスティーニ(チェッキー・カリョ)に捜査を一任。クリスティーニはヤンの一味のドラッグ・クイーンのソニアことオリヴィエ(ステファーヌ・メッツゲール)の家を訪れ、家族に暴行を加えて脅しつけ、あげくはオリヴィエの幼い子を人質にヤンのアジトを聞き出す。