自慢のデコトラに乗って全国を駆け巡るトラック運転手、飛田鷲一郎。“デコトラの鷲”の異名を持つ彼は、ライバルトラッカー、天馬とのトラックレースの真っ最中。ゴール地点の東北目指して爆走を続けていた。そして会津のチェックポイントに向かう途中、行き倒れの青年、孝作と出会い、彼を助ける。孝作は喜多方にある障害者施設に勤める姉のもとを訪ねようとヒッチハイクを繰り返していたが、車がなかなかつかまらずこの3日間何も食べていないという。そこで鷲一郎はレースそっちのけで、孝作を姉のもとまで送り届けてあげることに。施設についた鷲一郎は直に出発しようとするが、孝作の姉の由紀恵に一目惚れ。そのまま施設に居座ってしまう。鷲一郎は子供達と精神年齢が近いせいか施設の子供たちと仲良くなり、すっかり馴染んでしまう。そんな生活のある日、鷲一郎は由紀恵の悩みを聞いてしまう……。