金魚の養殖業が盛んな、奈良県大和郡山市。ブラジル人の少年リカルド(長田たけし)は、母マリア(タチ桐原)の出稼ぎのために日本へやってきた。リカルドは同級生の花子(大出菜々子)に淡い恋心を抱くが、日本語が話せないため、うまくいかない。市長(笹野高史)は金魚のテーマパークの建設を目論み、予定地にある金魚屋の立ち退きを画策する。そんななか、リカルドが幻の金魚を見つけ出す。その忘れられていた金魚の伝説によって、町全体に奇跡が起こる。