21歳の女子大生・本山奈緒子(波瑠)は、無二の存在だったかつての恋人・加地(葉山奨之)を突然の事故により失って以来、彼のことをいつまでも忘れられず、ことあるごとに思い出してしまう幻影に苦しんでいた。心の整理ができないまま毎日を過ごし、過去に立ち止ったままの奈緒子であったが、同じ傷をもつ現在の恋人・巧(入江甚儀)や、奈緒子の妹(黒島結菜)、奈緒子の父(小市慢太郎)ら家族との関わりによって、少しずつ“今”を取り戻していく……。