1964年、ヴォーカルのロジャー・ダルトリー、ギターのピート・タウンゼント、ベースのジョン・エントウィッスル、ドラムスのキース・ムーンは『ザ・フー』を結成。1965年にアルバム『マイ・ジェネレーション』でデビューするや若者たちの心情を歌う彼らは支持を集めモッズ・ムーヴメントの象徴に。『トミー』ではロックとオペラを融合させるなど、常に新しい可能性を探し求めてきた。またライブではパワフルなパフォーマンスを見せ、史上最強のライブ・バンドと謳われることもある。そんな彼らがデビュー50周年を迎え、『The Who Hits 50! ツアー』を敢行。そのフィナーレとして、2015年6月にイギリス・ロンドンにある王立公園ハイド・パークでライブを開催した。6万5000人ものファンの前で『アイ・キャント・エクスプレイン』や『フー・アー・ユー』、『マイ・ジェネレイション』などのベストヒットを次々に繰り出し会場を熱狂させていく彼らの姿をカメラは捉える。また、オリジナルメンバーであるロジャーとピートがこのライブに込めた思いや、50周年を迎えた『ザ・フー』という存在について語るほか、元『レッド・ツェッペリン』のロバート・プラント、ロック歌手のイギー・ポップ、ギタリストのジョニー・マーらが『ザ・フー』が与えた影響などを話していく特別映像が盛り込まれる。