見本市会場・名古屋メッセ建設の候補地を通産省が探しているとの情報を入手した伊能は、その利権を狙って岸田組の企業舎弟である金融業者・八田と系列の五代組を使い、名古屋の土地を地上げしていた。しかし、彼が目をつけた土地は本郷組の戸沢の養父・戸沢清六が所有していたのである。理不尽な借金を清六に押しつけ、そのカタに土地を奪おうとする伊能。更に、彼は戸沢を人質に本郷の命をも奪おうと画策していた。罠とは知りつつ、名古屋に乗り込んでくる本郷。そんな彼の前に、フィリピン人とのハーフの女スナイパー、サラが立ちはだかる。しかし、本郷の男気に惚れたサラは、本郷の助っ人として五代組と対決。お陰で本郷は伊能の計画を阻止することに成功し、戸沢父子を救うことが出来るが、またしても伊能との決着はつくことがなかった。