1960年、ローマ・オリンピック。400メートル走に出場するインドのミルカ・シン選手(ファルハーン・アクタル)には、メダル獲得の期待がかけられていた。好調にスタートしたもののゴールの手前でなぜか振り返ってしまい、4位に終わる。それからしばらく後、隣国パキスタンとのスポーツ大会開催が計画され、ミルカはインド選手団団長に指名されるが、ミルカはどうしても引き受けようとしない。説得するよう首相からの指示を受け、首相の側近と長年ミルカと組んできたコーチはミルカの住む町へ向かう。その道すがら、コーチはミルカがパキスタン行きを拒む背景を語っていく……。