人の砂漠

人の砂漠
2010 · ドラマ · 日本
121分
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「屑の世界」山義秀(石橋蓮司)は閑静な住宅街の一角で、くず鉄の仕切り場を営んでいる。くずを集めて生活する“曳き子”たちは山を慕い、彼らにとって不可欠な存在となっていた。しかし静かな町づくりを推進する区議会は、仕切り場の強制移転を言い渡す。立ち退きを断固拒否する山は、仕事を失うくず集めの人たちへ、退職金代わりの餞別を用立てることを思いつき、盗みを始める。「鏡の調書」70歳の天才詐欺師・笠原きよら(夏木マリ)が、突然田舎町にやってくる。町民たちは集団催眠にかかったように、次々ときよらに騙されていく。「おばあさんが死んだ」ゴミ屋敷の主・野口郁子(室井滋)は、近隣住民と関わろうとせず、生活保護も頑なに拒んでいた。そんな彼女の謎に包まれた半生が、1冊の日記によって明かされていく。「棄てられた女たちのユートピア」家族や男に棄てられた元売春婦たちが集まる施設がある。そこで、篠原いちこ(小池栄子)が暴れ出す。

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