県立横浜美術館に所蔵されている黒田画伯の絵が、またしてもキャッツ・アイと名乗る3人組の女強盗団によって盗まれた。実はキャッツ・アイの正体は黒田の娘たちで、泪、瞳、愛の3姉妹は20年前に突然失踪した父の行方を調べるために、父の残した6枚の絵を集めているのだ。3姉妹の幼なじみで港町警察署の刑事の内海は、警視庁国際警察の浅谷光子から、キャッツ・アイの正体と引き替えにこの捜査から手を引くように言われる。