中世のルーマニアから永遠の命で密かに人間と共存し生きながらえてきた美貌のヴァンプたち。何百年の時を経た今、新しいヴァンパイア王国建設の場所に選ばれたのは、ルーマニアではなく、日本の茨城県にある私立野薔薇高校だった。この高校に通う二年生の小日向京平(寺坂頼我)は、同級生の宮田知基(平松賢人)や田中亮一(橋本祥平)、小倉勇気(瀬戸啓太)、館野吾郎(とまん)、荻野七生(私市夢太)たちと毎日仲よく過ごしていた。そんなある日、吾郎が何やら怪しい人影に襲われたことをきっかけに、状況は一変。翌日、女好きの吾郎が突然、女装した同性愛者に変わり、クラス中が大騒ぎになったのだ。巷では“この町にヴァンパイアが出現している”と噂される中、京平たちは“吾郎を噛んだのはヴァンパイアで、ヴァンパイアに噛まれると同性愛になってしまうのではないか?”と考え始める。そんな中、ハーフっぽい顔立ちのイケメンで、文武両道の海外育ちというエリート、黒森大牙(高野海琉)と妹の黒森夜弥(マーシュ彩)が転校してくる……。