居酒屋で出会った若い女性モモ(北澤響)と、40歳の男性トウドウ(中島歩)。夜の街で手をつなぎ、『靴が鳴る』を歌いながら歩く二人は、やがて互いを求め合い、身体を交わす。翌朝、昨晩の記憶をたどりながら、道行みたいだねと語るトウドウ。その言葉の意味を理解したモモは黙って彼に泣きつくのだった。それぞれに辛い過去を持つモモとトウドウは海を目指し、この世界から逃げる事にするが……。