ミシェル・ルグラン 世界を変えた映画音楽家

Il était une fois Michel Legrand
2024 · ドキュメンタリー · フランス
120分
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2019年1月26日、フランスが生んだ偉大なジャズ・ミュージシャンで唯一無二の作曲家ミシェル・ルグランが逝去。75年に及ぶ音楽人生の中で、マイケル・デイヴィス、シャルル・アズナヴール、バーブラ・ストライサンドなど伝説的なアーティストとも共演を重ね、今世紀最も評価された音楽家のひとりだ。音楽を手掛けた映画は200作以上に及び、中でもジャック・ドゥミ監督とのコンビ作「シェルブールの雨傘」、「ロシュフォールの恋人たち」は有名で、アカデミー賞も3度受賞している。そんなルグランの軌跡を辿りながら、2018年12月にフィルハーモニー・ド・パリで行われた“人生最後の公演”に臨む姿に迫る。作中では、ルグランの晩年に密着すると共に、スティングを始め、ナナ・ムスクーリ、クロード・ルルーシュ、ノーマン・ジュイソンなど、45名以上の音楽家や映画監督、ルグランの家族のインタビューを交え、一切の妥協を許さない厳格な姿勢、栄光の裏に隠れた挫折と苦悩など、これまで明かされなかったルグランの素顔を余すことなく公開。さらに、ジャック・ドゥミの諸作ほか、ジャン=リュック・ゴダールの「女と男のいる舗道」、アニエス・ヴァルダの「5時から7時までのクレオ」、ノーマン・ジュイソンの「華麗なる賭け」、クロード・ルルーシュの「レ・ミゼラブル」、バーブラ・ストライサンドの「愛のイエントル」など、関わった30作以上の名場面が登場。16mmカメラで撮影された若き日のルグランの秘蔵映像や録音音声など個人的アーカイブも満載。日本映画「ベルサイユのばら」の音楽や「火の鳥」のメインテーマも手掛け、死の直前まで日本でのブルーノート公演に情熱を燃やすなど、長年にわたる親日家としても知られたルグランの生き様は、私たちに心揺さぶる感動と生きる指針を与えてくれる。

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