イングランドのハル王子はかつて放蕩の限りを尽くし、父ヘンリー四世らの心配の種だったが、父の死後、即位してヘンリー五世になると、若いころと打って変わって才知溢れ尊敬を集める名君へと成長する。ヘンリーはフランス王位に対するイングランドの権利を主張するが、フランス側は取り合わないどころか親書で侮辱する。憤ったヘンリーはフランスへと進軍する。