1927年、ロシア。ユダヤ人の少女フィゲレ(クローディア・ランダー・デューク)は、村を襲った暴動から逃れ、父親(オレグ・ヤンコフスキー)とも別れて、ロンドンへ。スージーと名付けられた彼女(クレスティーナ・リッチ)は、10年後、コーラス・ガールとしてパリで働くことに。美しく野心家のロシア人ダンサー、ローラ(ケイト・ブランシェット)と知り合い、アリアの名手であるイタリア人オペラ歌手ダンテ(ジョン・タトゥーロ)の美声に惹かれるもののその人間性に失望した彼女は、やがてジプシーの青年チェーザー(ジョニー・デップ)と恋におちる。だがナチスによる第二次大戦の影が、パリにも迫ってきた。