ルーマニアの首都ブカレスト郊外。フランス人教師・クレモンティーヌ(オリビア・ボナミー)が、夫の作家・リュカ(ミヒャエル・コーエン)と共に林の中の屋敷に引っ越してきてから3ヶ月が経っていた。そんなある夜、夕食を終えた二人がのんびり寛いでいると、いつもはおとなしい愛犬が、しきりに吠え立てた。やがて電話のベルが鳴り、受話器を取るクレモンティーヌ。しかし、相手は何も話さず、受話器の向うからは不気味な金属音が聞こえるだけだった。クレモンティーヌが床に就こうとすると、家の外で突然音楽が鳴り出した。