故郷を捨てるように上京してきた宮嶋大翔(サトウヒロキ)は、建設現場作業員として日々を過ごしている。そんなある日、花屋で働く望月双葉(瀬戸かほ)と出会い、ふたりはいつしか恋人同士に。時代は平成から令和へと変化するが、大翔と双葉の日々は穏やかに流れ、ずっと続いていくように思えた。ところが、住居の取り壊しや身近な人の死によって彼らは変化を余儀なくされる……。