1967年、フランス。美しい街並みと葡萄畑で有名なアルザス地方にあるヴァン・デル・ベック家政学校では、“完璧な主婦”を育成するため、今年も18人の少女たちが入学する。ある日、経営者である夫の突然の死をきっかけに、校長のポーレット(ジュリエット・ビノシュ)は学校が破産寸前であることを知る。なんとか窮地から抜け出そうと奔走していると、パリで5月革命が勃発する。抗議運動がフランス全土に広がっていくのを目の当たりにし、これまでの自分たちの考えに疑問を抱き始めたポーレットや生徒たちは、ある行動に出ることを決意する。はたして、新生ヴァン・デル・ベック家政学校の運命は……。