じょっぱり―看護の人花田ミキ

スーパーで働きながら、シングルマザーとして息子リクの子育てに追われる日々を送るちさと（王林）。ある日、ちさとはスーパーの常連である花田ミキ（木野花）と出逢う。人嫌いとして近所でも有名な花田だが、ちさとやリクとの何気ない日々を過ごすなか、人のぬくもりに触れ、自然と心を通わせてゆくのだった。花田は自分がかつて看護師であったことをちさとに告白、当時の社会情勢や自分が今日までどのような生き方をしてきたのかについて語り始める……。若い頃、花田ミキ（伊勢佳世）は八戸赤十字病院で集団感染が起きたポリオの治療法を広め、看護に対して誰よりもひたむきに向き合い生き抜いた……。ちさとは、幼い頃に亡くなった自分の母親も看護師であったことから、花田により親近感を抱くようになってゆくが……。