東京で食品会社の営業として働く向坂伸行(玉森裕太)は、大阪の実家で部屋を片付けていた時、高校時代に愛読していた小説『フェアリーゲーム』の下巻がないことに気付く。その結末を思い出そうと、ネット検索して辿り着いたのは“レインツリーの国”という名のブログ。その管理人は、都内在住のひとみ(西内まりや)という女性だった。『フェアリーゲーム』に対するひとみの感想に親近感を覚えた伸行は、思い切ってメールを送信。