同じ児童養護施設で兄弟のように育ったケンタ(松田翔太)とジュン(高良健吾)。2人は、工事現場で壁の破壊を行う“ハツリ”と呼ばれる仕事をして暮らしていた。だが、職場は低賃金、劣悪な労働環境に加え、先輩の裕也(新井浩文)からの執拗ないじめに遭い、快適さからは程遠い場所だった。ある日、カヨちゃん(安藤サクラ)という女の子と知り合ったジュンは彼女の家に転がり込む。一方、ケンタは毎月、裕也に金を払い続けていた。