ゴローが失った記憶を少しずつ取り戻していく中、新型ウイルスが広がり始め、西成の仲間たちもウイルスに感染し倒れていく。やがて、ウイルスを故意に国外から日本へ持ち込んだのはゴローとニュースで報じられてしまう。それは、信仰団体を装いつつ闇社会に生きる秘密結社テンキングスと組んだ元政府諜報機関の工作員によるデマであった。元妻と娘にも魔の手が伸び、ゴローは立ち上がる。