陰母神カーリ

The Stranglers of Bombay
1959
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一八二九年、インドの統治に当る英国東インド会社は、九年前から毎年収穫期になると千人もの隊商が失踪するという事件の調査に乗り出した。事件に興味をもつ勤務将校ルイス大尉(ガイ・ロルフ)は自分がこの事件担当になりたかったが、上司のヘンダーソン大佐はスミス大尉(アラン・キュースバートソン)を任命した。が、ある日、ルイスは挙動不振の男を捕えた。男は白い布を残して逃げたが、彼は“聖なる布”で人を絞殺し宗派の繁栄をねがう女神カーリを信ずる秘密宗教信者の一人だった。ルイス家の召使いラムダスが隊商の中に行方不明の弟がいるのに出会い、連れ戻すため出かけていった。数日後、ラムダスの片腕がルイスの家に放りこまれた。一方、ルイスも盗賊に襲われ、例の白い布を奪われた。ルイスは、生ぬるい大佐に辞表を出して単身、事件の究明に乗り出した。密林を探っているうち、たくさんの人骨を発見した。その骨はすべて首が折られていた。ある日、窃盗容疑で一人の男が捕まった。尋問を買って出た大佐の部下シルバー中尉は、男に死を選ぶよう秘かに告げた。その中尉はカーリを崇める絞殺団の一味だった。一方ルイスは一味の本拠を見つけ捕えられた。が、運よく放免された。穀物の収穫期がきた。絞殺団は女神カーリに生けにえとしてラムダスを捧げた。しかし穀物を運ぶ隊商はルイスの忠告も聞かず、スミス中尉の護衛で出発して絞殺団の餌食となって全滅した。駆けつけたルイスは敵地に乗り込み一味の正体を暴いた。絞殺団の黒幕は意外にも、陰母神カーリにつかえる大僧正であった。イギリス当局は、一味の陰謀を根こそぎ覆すため本格的行動にのりだした。

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