イギリス北部ノーウィッチでレスリング・ジムを営むナイト一家は、レスリングによって結束している。中1のときからリングに立ち、特にレスリングを愛する18歳のサラヤ(フローレンス・ピュー)は、ジムに通う子どもたちにレスリングを教えながら、いつかWWEの試合に出て一家を盛り上げたいと願っていた。兄ザック(ジャック・ロウデン)もプロレス好きだが、愛する彼女と結婚し、普通の家庭を持ちたいという夢もあった。そんな兄妹がトレーナーのハッチ(ヴィンス・ヴォーン)に誘われ、WWEのトライアウトに参加する機会を得る。そこで尊敬するドウェイン・ジョンソンと対面した二人は、大喜びでトレーニングに勤しむが、サラヤだけが次のステージに進み、フロリダに行くことに。サラヤは兄と一緒に行きたいと言い張るが、ザックは家族みんなのために一人でも行ってほしいと説得する。しぶしぶ承知したサラヤは、リングネームを“ペイジ”に決め、家族と離れて渡米する……。