ポール(ジョシュ・ルーカス)は、海底油田の視察とバカンスを兼ねて家族と共にメキシコを訪れる。ところが、かつては活気があった街は廃れ、悪魔から身を守るといわれるアステカの彫刻だけが光っていた。辿り着いた油田にも人影はなく、見知らぬ男が怯えた顔で海を見つめている。すると突如油田が突き動かされ、大きく揺れる。海面に現れたのは、大きく黒々としたヒレ。その怪物は、アステカに語り継がれる伝説の超巨大ザメ“ブラック・デーモン”だった。見渡す限りの海に逃げ場はなく、通信手段もゼロ。ボートは損壊し、さらに海底には何者かが仕掛けた大型爆弾が。爆発までのタイムリミットは59分。海からは巨大ザメが執拗に襲いかかってくる、ポールは家族を守ろうと奮闘するのだが……。