白日の下、車が襲われ、大量のコカインが強奪された。犯人は刑事二人組で、彼らはドラッグの転売による金儲けを企んでいた。だがコカインは強奪できたものの、首謀者のヴァンサン(トメル・シスレー)は、相手に腹部を刺され、傷を負ってしまう。その直後、別れた妻から“一人息子のトマと連絡がとれない”との電話が入る。犯行の最中に素顔を見られたためにヴァンサンの素性がばれ、マフィアのボスにトマを誘拐されてしまったのだ。