私の行状記

I Live My Life
1935
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ベントレー・ゲージ紹介の実権は当主ベントレーの継母ゲード老婦人の一手に掌握されているので、ひまなベントレーは娘のケイや、そのいいなずけのジーンと一緒に地中海のヨット旅行に出た。途中ギリシャのナキソス島に寄港した時、ケイは一人で上陸し考古学者のテリイが彫像を発掘している現場へ行って邪魔をした。船はその夜出帆の予定であったがテリイに興味を感じたケイは、船長にたのんで翌日また元の場所へ戻り、テリイと夜更けまで語り合った。ケイは名前を偽って、彼がニューヨークに来れば結婚すると言ったので、まじめなテリイはそれを真に受けてはるばるニューヨークまでやって来た。ところがそこへ来て始めてケイが偽名していたことを知り、激しく彼女を責め考古学協会で講演を済ましたら、さっそくナキソスへ帰る決心をした。ところがケイは次第に本心からテリイを思うようになり、彼を協会へ訪れてついに二人は将来の約束をした。ベントレーは二人の結婚を許したが、彼がゲージ婦人に秘密で投資した事業が失敗し、40万ドルという巨額の負債を生じた。それを取りつくろうには、娘がいいなずけのジーンと結婚すれば済むのであるが、娘を愛するベントレーは黙っていた。ケイは人からそれを聞き、父親のために自分を犠牲にしてテリイに愛想づかしを言った。こうしてジーンとの結婚が迫った時、父親は事業に成功して夫妻を返済した。ケイは喜んでテリイに電話をかけ、今度こそ本当に自分の愛を打ち明ける。ちょうどクリスマスで一同はゲージ老夫人の宅に招待されていたが待ち切れなくなったテリイはそこに乗り込んでゲージ夫人を罵倒した上、金なんか一文もいらんと怒鳴った。意外にもテリイの態度老夫人の意に適って、彼は一躍ベントレー・ゲージの副社長に祭り上げられたしかし性来都会の事務所で働くことの嫌な彼は、またナキソスへ帰って考古学の仕事を続けると言い、ケイとの間に大口論が始まり、二人は結婚しないと言い切ったが、テリイを愛しているケイは、やはり彼についてナキソスへ行く覚悟をしたのであった。

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