1997年、香港。下町の低所得者用公団に住む少年(サム・リー)は、父親が家出後、母親(ドリス・チョウ)とふたり暮らし。中学卒業後は知的障害のロン(ウェンバース・リー)を弟分に、借金の取り立ての手伝いをして生活していた。ある日、取り立て先で彼はすらりとした足の少女ペン(ネイキー・イム)と出会う。朝。ロンは飛び降り自殺した女子高生を目撃し、血に染まった2通の遺書を拾う。直後、白い制服の高校生にたたきのめされたロンは入院し、病院に迎えに行ったチャウは看護婦からロンが持っていた遺書2通を渡される。