孤独だったマーサ(エリザベス・オルセン)は、山の上にあるカルト集団に家族の愛情を求め入信、マーシー・メイという新しい名で共同生活を送っていた。しかし2年後の20歳の夏、彼女はひとりでコミューンから脱走、今は唯一の家族である姉夫婦の湖畔の別荘に身を寄せている。だが安全な場所で暮らしていても、カルト集団の記憶がよみがえり、何かに脅えているマーサ。自給自足の日々、リーダーから捧げられた歌、そして“浄め”の儀式……。マーシー・メイの妄想がやがてマーサの現実の世界を少しずつ侵してゆく……。